城崎勉を逮捕

 警視庁公安部は20日、インドネシアの日本・アメリカ両国の大使館が襲撃された1986年の「ジャカルタ事件」で、アメリカから強制送還された日本赤軍メンバー城崎勉容疑者(67)を殺人未遂と現住建造物等放火未遂容疑で逮捕しました。

 逮捕容疑は1986年5月14日、ジャカルタのホテルから日本大使館に向けて爆発物を発射した上で、証拠隠滅のため時限式発火装置を仕掛け、部屋を燃やそうとした疑い。日本赤軍では7人が海外逃亡を続けており、公安部は城崎容疑者の逮捕を機に、組織の実態解明を進めたい考えです。

 城崎勉は徳島大学入学、共産同赤軍派に参加。軍事革命の資金を集めるために金融機関を襲うM作戦に関与したとして逮捕され、懲役10年の刑が確定して府中刑務所で服役していました。しかし、1977年に日本赤軍が日航機をハイジャック、人質を取って城崎勉らの釈放を要求。日本政府の超法規的措置で釈放され、日本赤軍に参加。その後、国際指名手配され、1986年5月にジャカルタのアメリカ大使館と日本大使館にロケット弾が発射され、カナダ大使館前の車が爆破された、いわゆるジャカルタ事件に関与。1996年9月23日、潜伏先のネパールで偽造旅券容疑で拘束され、ジャカルタ事件の容疑でアメリカ合衆国に移送。裁判では懲役30年の判決を言い渡されていました。

 「ダッカ事件」の超法規的措置で出国してから約38年、遂に城崎勉容疑者が日本で法の裁きを受ける時が来ました。